YouTube 動画への当社見解
令和7年8月1日、当社が土佐市東鴨地に設置し運営している小型焼却施設について、YouTube上に動画が掲載されたことを知りました。
動画では周辺地域の生活環境や営農活動への影響はもとより環境問題全般に言及されていて、改めて襟を正して拝見させていただきました。
動画に登場されている土佐市議会議員さんや営農団体の役員さんが心配されている点については、当社としても最大限、注意を払いながら運営していかなくてはならないと反省しています。
ただし、当社の焼却炉を巡って明らかな事実誤認やその延⻑線上で誘導的と感じられる箇所については注意深く⾒ていただきたいと思います。
そして、当社の焼却炉に派⽣して⽣じたこととはいえ、政治的な諸問題が当社の焼却炉問題と混同して受け取られそうな点については区別して⾒ていただくようにお願いします。
記
1.用地取得の件
当社が施設⽤地を取得した不動産業者が農地転⽤上の⼿続きにおいて違法⾏為があり、先般、有罪判決を受けたことは周知の事実です。しかしながら、当社は⼟地取
引過程でそうした違法⾏為には⼀切関わっておらず、転⽤も済み登記が完了した⼟地を正当な不動産取引きで取得しただけであって、当社側には何らの責もありません。
今後、該当する何筆かの⼟地についてどうするかは関係法令に照らして適法適正に対処してまいります。
動画のナレーションではこの流れを受けて「…違法状態の事業者が周辺の環境を守ってくれるとは思いません」と決めつけられている点について、動画解説の流れとはいえ少し断定が過ぎると感じざるを得ません。
2.⼟佐市の会派が焼却施設の建設を推進する⽴場…
このような解説が動画の⼀部で流れていますが、動画のタイトルにもなっている「中国⼈産廃施設」の運営者である当社にとっては地域の政治的動向や会派を動かす
ような⼒はありません。この施設の許可権者である⾼知県が⽇本の法律に基づいて厳正に審査し、地元⾏政である⼟佐市が周辺地域や住⺠への影響に最⼤限配慮し⼟佐市
なりの対応を真摯に進めてきた結果、今⽇の許可及び市との環境保全協定の締結に⾄ったものと受け⽌めています。
その裏に何かあるのでは?と想像をたくましくされるのは⾃由ですが、当社はあくまでも⽇本の法律(廃棄物処理法その他関連法規)に基づいて粛々と進めてきた結果
で、何らやましいことはしておりません。
それどころか、こんなにも許認可というものは厳しいものなのかと思いながら指導に従ってきた結果、今⽇に⾄っています。
3.焼却炉が突然できてしまった…
「焼却炉が突然…」と思われたことについては、地元⾃治会、営農団体その他⾃主的な集まりに対する延べ6〜7 回にも上る説明会で何度も繰り返し説明してきたとおり、まずはお詫びしつつも法令を無視して出来上がったものでは決してありません。
着⼯が先になったのには理由があります。
説明会で全員の⽅に⽰した⼿続きフローのとおり先⾏着⼯したのはあくまでも「⾃家処理施設(古物商からの⾃社ごみを焼却する⽬的)」であり、その規模から廃棄物処理法の設置許可を要さないものだったこと、その後に産廃処分業にも役⽴てたいとして「法14 条産廃処分業に供する施設」としての⼿続きで、⾼知県指導要綱の定めに基づき事前協議を開始した次第です。
この点について何ら違法性はありません。法令を持ち出して申し訳ありませんが、厳密に⾔うとこの通りです。従って、繰り返しますが「…違法状態の事業者が…」との誹謗中傷を受けるいわれはありません。
ただし、周辺住⺠をはじめとする皆様にはこうした固い⾔い回しはなかなか通じるものではなく、その点では説明と意思疎通の努⼒を⽋いていたと反省しています。
4.焼却炉の運営と⾏政の監督指導について
焼却炉の⽇々の運営についてもご指摘がありました。
確かに、煙が出たり、投⼊資材が⾬で濡れたりと⾔った不具合も事実としてありました。⼟佐市⾏政からもご指摘やご指導を受け、反省のうえ対策を講じてきたつもりです。
⽇常運転の⾯では、維持管理基準を守り、その原則に従って運転しています。
今後も、そのような不具合が⽣じないよう努めてまいりますので、よろしくお願いします。
5.焼却炉の測定結果について
このことについても規則に従い、既に測定を実施しています。
⼆つある焼却炉のうち⽊くずや紙くずを燃やすH-9T 型の⽅は、排ガス、燃え殻等とも基準を満たしていました。
廃プラスチック類を専焼する⼩型の焼却炉の⽅は、排ガス量や燃え殻等が余りにも少量だったため測定結果が検出できず再度の測定を実施しました。
そちらの結果も近⽇中に出ることになっていて併せて報告させていただきますので、もうしばらくお待ちください。
測定結果については法令規則に従い、⾼知県や⼟佐市に報告するとともに、当社ホームページ上でも公開してまいります。
You Tube に取り上げられた動画をきっかけとして報告してきましたが、皆様からの不安や疑問が起きないよう施設の安全運転に⼼掛けていりますので、今後とも引き続きよろしくお願い申しあげます。